2023-09-06から1日間の記事一覧

受難と実践編⑦

自らの肉体を優先しようとする者は、自らの霊に苦しめられます。霊の本質は人を優先しようとするからです。 人を優先しようとする者は、自らの肉体に苦しめられます。肉体の本質は自らを優先しようとするからです。 このジレンマや葛藤が苦しみをもたらしま…

受難と実践編⑥

神は人の霊を二極性の環境に置きました。 光と影、暖と寒、愛と憎、喜と悲、これらと同じように、人は地上で霊と肉の二極化に置かれています。 愛、寛容、慈悲、奉仕、自己犠牲、理性、利他主義、これらは他人を優先しようとする霊の性質です。 一方で、怒り…

受難と実践編⑤

日々の受難によって文字通り満身創痍の体でありながら、なおも苦難の道を歩むとき、それはかつてナザレのイエスがすでに体験したものを薄めた内容に過ぎないから勇気を出すことです。 地上の肉親から苦しめられること。 体を休める家を追い出され夜通し歩き…

受難と実践編④

花は暗い地中で保護され栄養をもらい、やがて芽吹く。 胎児は暗い胎内で保護され栄養をもらい、やがて芽吹く。 現在生命に溢れる地球は、かつて土くれだった。 現在成人したものは、かつて子どもだった。 現在高い者は、かつて低い者だった。 地上の低い者達…

受難と実践編③

神理の知識ばかりが先行し、そこに実践が伴わなければ偽善を働くこととかわりません。 実践とは、日常生活において心から人を愛することです。 心の底から人を愛し、暗い考えに心を囚われることなく人と接することです。 心で憎しみを抱きながら、うわべだけ…

受難と実践編②

周辺の自然現象を観察してみればわかります。 植物が成長する過程を知れば、そこに人間の霊が進化する過程との共通点が見受けられます。 光なき地中にありながら、土壌に抑圧されつつも同時に土から栄養をもらい、土壌に保護されながら成長し、やがて地上に…

受難と実践編①

苦難は受けること、体験すること自体に価値があります。 安易にそれが解決されることを神に望んではいけません。仮に望んだとしても、守護霊たちはその要望を叶えることは許されていません。その祈りは自分勝手なものだからです。 そして、心から望んだその…

忍耐編㉛~㉝

31私たちの目的地は、垂直にかけられた梯子を登った先にある。時には雨のなかそれを登らなければならない。時には手を滑らせることもある。時には梯子の一部が折れ、足を踏み外すこともある。時には梯子の建付に異議を称えることもある。それでも、私たちは…