2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

神と仏編㉑

A「ひとつ悩んでいるので教えていただきたいのです。具体的なことは申し上げられず申し訳ないのですが、例えば、これまでの人生を自分のためだけに生きてきた人がいるとします。そんな人が、『よし、これから他人のために尽くそう』、という考えに至るまでに…

神と仏編⑳

A「あなた方の知らないところで、そうしている本人たちも知らないうちに、あなた方のために骨を折っている霊がいます。その者たちが負担した犠牲のためにも、あなた方はその成長の道を進み続けなければなりません。 イバラの中で傷つき痛むあなた方に救いの…

神と仏編⑲

言語や文化の違いが私たちを隔てるのではありません。私たちを隔てるのは霊の差です。 人の痛みがわからぬ人間は、あなたにとって外国人です。彼らと意思疎通を図ることは不可能に近いことです。言葉が同じであれば、痛みを知らぬ者同士でも言語は通じますが…

神と仏編⑯~⑱

16 あなたは、誰かから迫害されたら7回を70倍するまで許すこと、とは言われているとおりです。無限の慈悲の心であなたを害する者に接しなさい。ただし、身を守ってはならない、とは一言も言われていません。あなたへの侵害が具体的で緊急的に差し迫った危…

神と仏編⑮

自分が得た真理は周囲の者に教え広めるべきであるとする考えは古くからあり、また、数々の霊言の中でも確認できます。使徒行伝によると、イエスの弟子たちは師が開いた道を引き継ぎ、その教えを近隣へ広めようとしました。スピリティズムによる福音をまとめ…

神と仏編⑭

地上人類の霊が向上するために、同じように地上にいる私ができることは何だろうか。 怒り狂うことで霊が向上するなら、気が狂うまで憤ろう。しかし、神は彼らにしたように、彼らと同じ状況に私を置いてくださったのではなかったか。 彼らと同じように、知識…

神と仏編⑬

ある朝、彼は妻の要求に従い、寝ている娘をトイレに連れて行こうとしました。このときの彼は、昨晩から妻に何も食べさせてもらえておらず、また、朝食も食べられないことが分かっていました。彼は自分で自分の体を観察し、自分の肉体に余裕がないことを承知…