2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

開拓編⑨

他人と比べて、自分の行いが「まとも」だと自分で自分を正当化することは、やがて自分を苦しめることになります。自分が「まとも」だと自分で判断する基準というものは、常に相対的で周囲の環境によっていくらでも変わりうるのです。 あなたの肉体が苦しめら…

開拓編⑧

私たちがおぼろげながらもイメージする神に私たちは忠義を尽くします。神の偉大な設計なしでは、私たちはこの地上で肉体を有することなどできなかったからです。 この忠義の尽くし方は人それぞれですが、物質に必要以上に利益を求めていては尽くせるものも尽…

開拓編⑦

皆さんは、この地上に生を受ける時、霊の成長のため貴重な体験を得るために肉体を得ました。霊に反応し、その指示を受け行動に移すことができるというこの肉体が今日の形にまで進化するためには、100億年以上の歳月を必要としました。 このような肉体は、単…

開拓編⑥

私は近年これほど怒りについて考えさせられたことはありません。仕事上の困難は別として、身の回りが順風満帆で、衣食住が確保されている時は、これほど憤ることなど今までありませんでした。 振り返ると、私の日常生活にそれほど困難がなかったときは、同時…

開拓編⑤

彼の妻は、人の痛みが分からないのでしょうか。 妻は夫の収入をすべて預かり、管理するという名目で夫が自分の通帳を所持することを許さず、夫が空腹を訴えても自分や子供の食べ残しを与え、夫が衣服の購入を求めても破けたものを与え、家事育児においては、…

開拓編④

物質は必ず滅びるのですから、滅びることがわかっている物に信念をおくことは砂上の楼閣であり、人生の暴風雨や地震にあえば、いともたやすく崩壊するでしょう。 皮肉にも、人が地上にある間は天の宝だけではなく、地上の宝も必要とすることは事実です。物質…

開拓編③

私たちは地上にあるときも地上を離れるときも、信じる対象を間違えてはなりません。これは繰り返し唱えていることですが、それだけ錯覚を生みやすいのです。 あなたは、なぜ霊的に幼稚な者を信用し、その者たちがいつかはあなたの期待に添う行いをしてくれる…

開拓編②

彼の妻をその行いや言動から霊的に観察すると、彼女の霊は車椅子に乗り、両手が不自由であり、問題が生じてもただそこにポツンとたたずむことしかできずにいる段階の霊であることは間違いありません。そのような彼女が自分を守るために、その口から出る言葉…

開拓編①

昭和初期からの霊言によりますと、地上の物質そのものは不確実極まりない存在であるので、地上において確かなものというのは自分自身という霊の存在を置いて他にはないということになります。これは、フランスの哲学者であるルネ・デカルトが「我思う、故に…

受難と実践編⑯~㉕

16 苦しみを与えた人や出来事を振り返るとはらわたが煮えるが、それに対処しようと孤軍奮闘した記憶は今となっては微笑ましく美しい。 17 ある日、彼の妻による彼への態度があまりにも酷であるのを見て、彼の一人娘は彼に質問した。「あの母をどうしようかね…